OSPF SPF Throttling
OSPF の SPF Throttling は、OSPF ルーターが LSA を受信した際に、SPF(Shortest Path First)アルゴリズムによる再計算を制御し、頻繁な再計算による負荷を軽減するためのメカニズム。 RFC では定義されておらず、実装依存の機能であるが、大手ベンダー機器で実装されており、デファクトスタンダード的な仕様である。 また、ospfv2/ospfv3 のどちらにも存在する機能。 SPF Throttling は 3 つの interval がある。呼び方はベンダーによって異なるが機能としてはだいたい同じ。
- Initial delay
- トポロジの変化を検出したら発動するタイマーで SFP の計算開始までのディレイタイム。
- これはネットワークが落ち着くまで待つ意味を持つ。タイマー発動中に追加のトポロジの変化があっても、タイマーが切れるまで計算しない。
- Hold interval
- ネットワークが落ち着くまで待つための追加のタイマー
- 計算の待機中に追加のトポロジの変化が起きると SPF の計算がスケジュールされる。
- そのときのスケジュール感覚。さらに追加のトポロジの変化が起きた場合、hold interval は倍になり、最大で maximun interval まで伸びる。タイマーが切れたらリセットされる
- Maximum interval
- hold interval の最大値
各 NOS の設定
Section titled “各 NOS の設定”SPF rabid runs junos には maximum interval がなく、代わりに rapid run という概念がある これは、連続して計算できる SPF 数を表している。 つまり、rapid run を超過するまでは、interval なしに SPF 計算が可能である。 超過した場合は、holddown 時間待機してから計算が実行される。
設定の名前とデフォルト値(ms)
| NOS | Initial delay | Hold interval | ||
|---|---|---|---|---|
| EOS | Initial SPF schedule delay(0ms) | Minimum hold time(5000ms) | Maximum wait time(5000ms) | - |
| NXOS | SPF throttling delay time(200ms) | SPF throttling hold time(1000ms) | SPF throttling maximum wait time(5000ms) | - |
| JUNOS | SPF delay(200ms) | SPF holddown(5000ms) | - | SPF rapid runs 3 |