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Distributed Tracing

分散トレーシングとは、マイクロサービスなどの分散システムにおいて、複数のサービスをまたぐ 1 つのリクエスト(トランザクション)の処理過程を追跡・可視化する技術です。 各サービスでの処理時間や依存関係を把握し、ボトルネックの特定やパフォーマンス障害の迅速な解決を実現します。

分散トレーシングの概要とポイント

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  • 目的: 複雑なシステム環境(コンテナ、サーバーレス、クラウド等)における、リクエストの全行程(エンドツーエンド)の把握と可視化。
  • 仕組み: リクエストにユニークな「トレース ID」を付与し、各サービス間の通信でこの ID を受け渡すことで、ログを一貫したデータとして記録します。
  • メリット:
    • ボトルネックの特定: 処理が遅延しているサービスや、エラーが発生した箇所を迅速に特定。
    • 可観測性の向上: システムの依存関係や動作を正確に理解できる。
    • ユーザー体験の改善: エラーの修正やパフォーマンスの最適化によるサービス安定化。
  • 構成要素: リクエストの最小単位である「スパン(Span)」と、スパンの集合体である「トレース(Trace)」。
  • OpenTelemetry: 分散トレーシングデータの収集、変換、送信を行うオープンソースフレームワーク。
  • Jaeger / Zipkin: オープンソースの分散トレース監視ツール。
  • 商用 APM ツール: New Relic、Datadog、AWS X-Ray、Dynatrace。

分散トレーシングは、現代的なクラウドネイティブアプリケーションの運用において、DevOps や SRE チームにとって必須の可観測性(オブザーバビリティ)コンポーネントです。