また新しい Note サービス Capacities を試してみたのでその記録です.Notion よりこっちの方が良いという人が多そうな気がします.
A studio for your mind
Capacities is a note-taking and knowledge management app that organizes your ideas as connected …
Notion っぽい他の Note サービスとして anytype というものもあります.こちらも気になる人はぜひ.
概要
Capacities は Object ベース Note Taking アプリケーションです. Notion のようにページ内はブロックになっており,anytype のようにページをすべて Object という単位・種別で管理します. ディレクトリやフォルダという概念がそもそも存在しません. Notion 利用者向けに説明をするならページはすべてデータベースに属しているというイメージです.
以下の画像のようにすべてのはページはどれかの Object 配下に作成されます.

ページは Notion のデータベースのようになっているためプロパティを持つことができます.

Daily Note
Capacities と Notion を比較したときに 1 番の Capacities を利用するメリットは Daily Note です.

右上にはカレンダーが表示されており,そのカレンダーの下にはページのリンクが表示されています. ここにはページの日付プロパティで今日を含むものがあると表示されます. 例えば Todo Object というものを作成した上で実行日を日付プロパティで持つようにした場合,当日になるとこのカレンダーの下に自動的に表示されます.
次は Date references です. 先ほど説明したカレンダーの下に表示されていた Trip Object の他にも表示されているものがあります. ここには日付プロパティで当日のもの他,ページで日付メンションされたものが表示されます. Notion でも @ 日付で日付メンションができますが,これをまとめる方法というのは今のところないはずです.
最後は Created Today です. これはその日に作成したページが表示されます.
とこのように機能がてんこ盛りになっています.これを Notion でやろうとするとかなり大変ですが,Capacities ではめんどうな設定が不要です.
Calendar Integrations / Task actions
まずは Calendar Integrations です. Google Calendar もしくは Microsoft 365 Calendar を Capacities 内のカレンダーで表示することができます. それだけでなく,外部カレンダーイベントに関連したページを作成することができます.
イベントに関連したページは下の画像のように日付プロパティにイベントがリンクされます. Notion Calendar も似たようなことはできますが,あくまで Google カレンダーと一緒に表示できるのみで,Google カレンダーとリンクした Notion ページを作成することはできません.

Calendar Integrations
See your events each day and take notes that sync with your calendar.
次に Task actions です.これは Capacities 内の Todo を外部の Todo アプリケーションに送信することができる機能です.
Task actions
Send tasks from Capacities to the task manager you already use.
Capacities 公式動画があるのでそちらを見ていただくと一発で分かると思います.
Capacities 公式動画
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。
API / X-Callback
API / X-Callback を利用した自動化も可能です.API のページ内コンテンツの更新は Markdown フォーマットで渡すことになっているため,Notion のブロックよりは簡単に編集ができそうです.
Capacities API Beta (Deprecated)
A deprecated REST API for accessing and creating content in Capacities.
また Obsidian と同じように X-Callback もあるので API が利用できない無料プランでも簡単な自動化ならできます.
X-Callback-URLs to Capacities
Call the desktop or mobile app at specific URLs to perform actions.
Export
新興 Note Taking サービスを利用するので気になるのがサ終しない?大丈夫?という点かと思います.Capacities は他のサービス同様 Export 機能があります.ただの Export ではなく,スケジュール設定した Export が可能,かつ Export されたページは Markdown として出力されます.
つまりスケジュールで自動的に Markdown を出力し,そのままそのデータを Hugo や Quartz で公開するなどのワークフローも組むことができます.Notion よりかなり Output しやすくなっていると思います.

Pricing
気になる価格ですが,今回紹介した Calendar integrations, Task actions, その他 AI 機能が利用できる Pro が年契約で 1,399 円/month となっています. Notion AI が利用できるビジネスプランは 3,150 円/month なので Notion より比較的課金しやすい金額になっていると思います.

Pricing | Capacities
Choose the plan that works for you. The core product is free, with Pro and Believer tiers for …
まとめ
ということで Capacities を試してみました. Notion と比較して共有機能が弱いかなと思いますが,それ以外の部分については Capacities の方が便利に利用できそうだという感覚です. 共有しないような個人の PKM などであれば Notion よりも Capacities の方がオススメできます. 一方で Obsidian や Emacs org-mode と比較するとカスタマイズ性は無いのでそれらを求めるのであれば合わないと思います.
自分はでは Capacities 使うかというとちょっと難しいかなと思いました. Capacities アプリで Mac Cocoa keybinding(Emacs keybinding)が動かないというのが理由です. とはいえ機能は素晴しいのでアカウントは消さずに様子をウォッチしていこうと思います.