今回は anytype というメモツールを試してみます.

Anytype — A safe haven for digital collaboration
Create notes, tasks, databases, and chats that only you can access. Your data stays on your device — …
特徴
anytype は以下の 4 つが大きな特徴のメモツールです.
- ローカルファースト
- 分散型同期(P2P)
- オープンソース
- ブロックベースのエディタ
まずローカルファーストのため,データは基本的にデバイス上に保存されます.ここは Obsidian と一緒ですね.
ドキュメントの同期は P2P が利用されます. これによりサーバーを介さず,デバイス間で直接データが同期されます. Notion や Obsidian と比べて高いプライベシー性を持ちます.
また,オープンソースのため,コードが公開されています. これにより自分でコードの検証ができます. また,現状のメンテナでの開発が終了しても誰かが引き継ぐことが可能です. 少なくとも Obsidian は現状オープンソースではなく,今のメンテナがやーめたとなると markdown が残りますがそれだけです.
最後に Notion 同様ブロックベースのエディタとなっています.
良い点
Query
Notion の Database と同じように利用ができます. とても良い. Property に Object Type を指定することができ,リレーションのようなこともできます.


ANY Experience Gallery
Explore experiences made by power users. Simply install to your space and boost up your workflow.
同期
P2P での同期も良いです. PC <-> Android 間で試しましたが,少なくとも Obsidian の Remotely Save よりも高速かつ安定して利用できると思います.

anytype — the everything app
for those who celebrate trust & autonomy.
タスク管理
普通にできそうです. 下の画像だとかんばん表示の例を出していますが,カレンダービューもあります. Notion でタスク管理するメリットで 1 番言われているタスクにノートを書けるというのがあると思いますが,anytype も Object を TODO として扱うので property でタスクとして管理しつつノートを書くことができます.

API/MCP
これが 1 番良い. Apple shortcuts を利用した連携もできるし,MCP が利用できるのでそれこそ巷で流行っている Obsidian + gemini-cli みたいなのは anytype でもできます.

Start building with Anytype's API
The developer portal for extending Anytype through powerful integrations.
みんな大好き Python library もあります.
GitHub - charlesneimog/anytype-client: Python Client for Anytype.
Python Client for Anytype. Contribute to charlesneimog/anytype-client development by creating an …
self hosting
OSS なこともあり self hosing もできます. 公式通りだとかなりコンポーネント数が多いので any-sync-bundle を利用するのが良さそうです.
Self-hosting
Description
GitHub - grishy/any-sync-bundle: Anytype Bundle: Prepackaged All-in-One Self-Hosting
Anytype Bundle: Prepackaged All-in-One Self-Hosting - grishy/any-sync-bundle
微妙な点
難易度
まず最初に言っておきたいのが導入難易度です. Notion や Obsidian と比べるとちょっと高いかなと思います. 特に Object Type の概念は Notion と Obsidian には無い概念なのでまずはそこを理解するところからスタートです.
Remote storage が小さい
OSS は慈善活動ではないので当然ではあるんですが,無料の Remote storage は小さく 100MB しかないです. また,Embed images に対応していないので,web clip をすると画像はダウンロードされて配置されます. 100MB だと web clip してたらあっという間になくなってしまうと思います. メモ置き場として利用するならほぼ課金は必須だと思います. リンクカードにしたときの web icon まで計上されるので……

Embed images に対応してくれればワンチャンな気はします.

Embed images from web
Yeah, I know, but it wasn’t set for “Next-release” until a couple of days ago. So, it may be getting …
self hosting 難易度
難易度が高い. 特に弊家の場合外部公開は cloudflare-tunnel-ingress-controller に任せきりなので. self hosting ができれば Remote Storage 問題は完全に解決するのになー.
まとめ
ということで anytype を試してみたので軽く紹介でした. self hosting についてはまた時間があるときに試してみようと思います.